SwapHubについて

Swaphub
Sep 9, 2020

HUB アドレス:0x4790f605cbdba5fce4f209868b5a05b3bff7272c

始まり

分散型取引所(DEX)のUniswapは、登場してから2年が経過しました。そのプロトコルデザインは、多くのDeFiプロジェクトの参考にされるほど優れたものとして知られています。SwapHubは、Uniswapのプロトコルデザインを進化させ、強固なデザインをベースに、コミュニティにより利益をもたらす機能を追加しました。

SwapHubは、今後6ヶ月において、次のマイルストーンでプロジェクトを進めていくことを計画しています。

● 第1段階:Uniswapのプロトコルをベースに、SwapHub独自のステーキングエコシステムを構築します。

● 第2段階:Uniswap以外のプロトコルを導入します。

● 第3段階:SwapHubの資金プールを結成し、他のLPをSwapHubのLPに交換します。

● 第4段階:次世代DEXエコシステムを実現します。

● 第5段階:DeFiのエコシステム、デジタルアセットのレンディング等を提供します。

プロトコルの設計

流動性提供者のインセンティブ

多くの人にとって、もっとも関心があるのは「なぜUniswapではなく、SwapHubに流動性を提供したくなるのか?」ということではないのでしょうか。

Uniswapでは、流動性提供者は、積極的に流動性を提供しているときに限り、流動性プールから取引手数料を受け取ることができるようになっています。プールから資産を取り出してしまうと、パッシブインカムを受け取ることができなくなります。さらに、初期に流動性を提供したとしても、Uniswapが普及していくについれて他者が流動性を提供していくため、自分の利益はどんどん減っていってしまいます。

SwapHubでは、プールに流動性を提供すると、HUBトークンという形で報酬を得ることができます。しかも、流動性の提供に参加しなくなった場合でも、HUBトークンを保有することによって、SwapHubのプロトコル手数料の一部を得る権利を獲得することができます。流動性提供を支えるための早期参加者として、あなたはプロトコルの重要なステークホルダーとなります。

ステーキングから得られる収益は、ステーキングされたすべてのLPトークン数に対して、あなたがステーキングしているLPトークン数の割合に比例します。あなたが流動性を提供し続けないと、保有資産とそれに対応する報酬収益は徐々に希釈化されていきます。

トークン配布

私たちは、多くの利用者がUniswapプールの流動性提供者であることを認識しています。そのため、既存の流動性提供者が、SwapHubへの移行を簡単に開始できるトークン配布の仕組みを設計しました。

流動性を提供してHUBトークンを獲得するために、UniswapのLPトークンを持っている人は、それらをSwapHubの初期プールにステークすることができます。ステークすると、ブロック <10825888>。ブロック番号の確認はこちら:https://etherscan.io/(おおよそ日本時間2020年9月9日13時前後)から報酬付与が開始され、HUBトークンを獲得できるようになります。ステーキング開始後に、SwapHubに上場できるLPトークンは、オンチェーンガバナンスによって決められます。これらを決定するのは、私たち個人になります。

ブロックが生成されるごとに、100 HUBトークンが新規発行されます。これらのトークンは、SwapHubのプールでステーキングしている人に、均等に配分されます。

ただし、最初の200,000ブロック(約5週間)では、流動性の移行を促進して、初期の支援者を優遇するために、ブロックごとに200 HUBトークンが配分されるようになります。つまり、最初の200,000ブロックは、1ブロックごとに200HUB配分され、それ以降は1ブロックごとに100HUB配分されることになります。

HUBトークンの発行数量は限定されています。発行は10,825,888ブロックから12,825,888ブロックまで続き、およそ365日後に停止します。ボーナス期間を、入れて発行総量は220,000,000 HUBになります。その後追加で発行するかどうかは、コミュニティのガバナンスにより決定されます。ブロック番号の確認はEtherscanをご覧ください。

最初に利用できるプールは、以下の通りになります:

● CeFiステーブルコイン: USDT-ETH, USDC-ETH

● DeFiステーブルコイン: DAI-ETH, SUSHI-ETH, sUSD-ETH

● デリカシー (2倍報酬): HUB-ETH

SwapHubが稼働するようになると、コミュニティは投票によりプールを追加したり、プールのHUBの重み付けを変更することができます。これらは、私たち個人が決定することになります。

報酬の配布

現在のUniswapは、プールのすべての取引手数料の0.3%がプールの流動性プロバイダーに比例配分されます。 SwapHubでは、0.25%がアクティブな流動性プロバイダーに直接送られますが、残りの0.05%はSwapHubを通じてHUBに変換され、HUBトークンホルダーに配布されます。

プロジェクトの持続可能性の確保

プロジェクトの長期的な実行可能性と持続可能性を確保することは重要です。先行するプロジェクトに倣い、SwapHubでは、すべてHUBトークン供給の5%が開発者のために確保されています。

流動性の移行

プロトコルが開始されてから最初の200,000ブロック(約5週間)の間に、SwapHubコントラクトに登録されているすべての流動性トークンを移行させます。この移行では、SwapHubにステークされているUniswap LPトークンをすべて取得し、Uniswapでそれぞれのトークンペアと引き換えます。さらにそれらのトークンを使い、初期の流動性プールを構築します。これらの新しいプールは、標準的なUniswapプールとほぼ同じになり、発生した手数料は上記の仕組みによりHUBトークンホルダーに配分されます。

移行が完了すると、新たに構築されたSwapHubプールの初期セットを土台にして、プロトコルをすぐに稼働させることになります。ステーカーは何もする必要がなく、今後も流動性を提供することでHUBトークンの報酬を受け取ることができます。

プロトコルの使用方法

プロトコルやスマートコントラクトレベルでは、SwapHubはUniswapと同じインターフェースを採用しています。つまり、現在お使いのプロトコルがUniswapと互換性があれば、比較的簡単にSwapHubと統合することができます。様々なDeFiや他のエコシステムツールと連携して、SwapHubの統合を開始します。

SushiSwapとの相違点

  1. SwapHubチームへの報酬は10%ではなく、5%となっています。
  2. 初期マイニングボーナス期間は2週間ではなく、最初の20万ブロック(約5週間)としています。この間は、ブロックごと2倍のボーナスが配分されます。
  3. HUB Tokenは無限発行ではなく、第1次発行は12,825,888ブロックで停止します。ボーナス期間を含めて、約365日でステーキングにより発行されるHUBトークンの総発行数は 220,000,000 HUB となります。その後追加で発行するかは、コミュニティのガバナンスにより決定されます。

チーム報酬を5%にした理由は、運営チームのマーケットにおける価格影響をできるだけ減らすためです。SushiSwapでは、2020年9月5日に開発者が保有しているSUSHIトークンをすべて売却し、トークン価格が暴落して市場を動揺させる事件が発生しました。健全なトークン価格の形成は、その後のエコシステムの永続性に直結するものになります。このような理由から、SwapHubではSushiSwapよりチームの取り分を少なくしています。

これらの相違点は、すべてコンストラクト上から確認することができます。コントラクトの違いを確認する場合は、以下のリンクよりご確認ください:

https://github.com/swaphub-finace/swaphub/pull/1/commits/521ecd3bd07d0b508c472ee06c576653a68d604c

セキュリティレビュー

セキュリティは私たちにとって重要です。私達はSushiSwapのコンストラクトをベースにして、ごく一部分だけど修正しました。上記のコンストラクト比較リンクにて、誰でも確認できます。

SwapHubのベースとなるShushiSwapはQuantstampのセキュリティレビューを受けました。SwapHubは、9月29日にBlueCastle Japanの契約監査に合格しました。監査レポートのリンク:http://www.bluecastle.jp/wordpress/wp-content/uploads/SwapHub-20200929.pdf

監査対象のコントラクトは、SwapHubのスマートコントラクトリポジトリ(https://github.com/swaphub-finace/swaphub)にあるすべてのコントラクトとなります。

これらのコントラクトはすべてベータ版となるため、自己責任でご利用ください。

スマートコントラクト

コントラクトは、WTFPLライセンスで <https://github.com/swaphub-finace/swaphub> から入手できます。 いくつかのコードは、SushiSwap / Uniswap / Yam / Compound / OpenZeppelinを含む他のプロジェクトからのものであり、それらのライセンスが適用されます。 以下は、大まかな説明付きのコントラクトのリストです。

HubToken: トークンの機能、COMP/YAMの投票機能を利用。

MasterChef: プールへのLPのデポジット。

SushiMaker: 収益の収集、HUBのへの変換、<SushiBar>への送信。

SushiBar: より多くのHUBを獲得するためのHUBのステーク。

Migrator: UniswapからSwapHubにLPトークンをつかって移行する。

GovernorAlpha + Timelock: Compoundからのガバナンス要素。

UniswapV2: 移行のための小規模な修正を伴ったUniswapV2 コントラクト。

当社が作成したすべてのコントラクトには、ある程度妥当なテスト範囲を含めています。我々はより多くのテストを続けていきます。もし何か問題を発見した場合、Discord経由で(深刻な問題であれば個別に)お知らせください。

参加方法

https://swaphub.finance/ のインターフェースを使用して、LPトークンをMasterChefコントラクトにステーキングして、参加することができます。

クレジット:多くのUIコードをYamから借りています。

ブロック10,825,888からHUBの配布が開始されます。できるだけ多くのHUBを得るために、必ずLPトークンをステーキングしてください。

コミュニティ

● Discord:https://discord.gg/Sbu4rdS

● Twitter:https://twitter.com/swaphubfinance

● Telegram:https://t.me/swaphub

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